分譲住宅を買う際は、実際に見学をしてから購入するのが一般的ですが、どこをチェックしたらよいのか迷ってしまいますね。新築住宅はとてもきれいに見えます。でも漫然と見ているだけだと、きれいな家だったという感想しかでてきません。
何軒も見た中から選ぶ為には、効率よく見なければなりません。そこで、今回は分譲住宅を購入する際のチェックポイントをご紹介します。

１，事前にチェックすること

分譲住宅の場合は、複数の住宅が同時に販売されています。販売戸数が多いほど選択肢は増えますが、物件数が多いとすべての住戸が掲載さていないことがほとんどです。不動産会社へ問い合わせて事前に資料を送付してもらうと、下記の項目を事前に確認できるので、現地見学の際に落ち着いて見ることができます。
● 販売棟数
販売されている棟数が多いと選択肢が増えますが、建っている方向が違ってきます。全棟が載っっている資料があると希望の区画を事前にピックアップすることが出来ます。

● 販売価格
複数の棟数が販売されている場合、価格帯○○○万円～○○○万円というようにどの物件がいくらかが分かりづらい表記になっています。気に入った間取りが自分の予算に合う物件かを確認する必要があります。

● 面積・間取り
土地、建物の面積や間取りが自分の希望に近いかどうかを確認しましょう。家族構成やライフスタイルにより必要な部屋数やLDの広さ、庭の広さなどが変わってきます。事前にチェックしておくと、現地で見学する際に比較しやすくなります。

● 立地・環境
駅やスーパーなどへのアクセス時間は生活する中でとても重要なポイントになります。
大規模分譲住宅の場合、郊外に建っていることも少なくありません。スーパーや病院といった施設を含め整備されている場合もありますが、そうでない場合は、自分の生活圏内に希望の施設があるかどうかをGoogleMapなどで確認するとよいでしょう。

● ハザードマップ
自治体が出しているハザードマップで、土砂・浸水・断層などのリスクを確認しましょう。すべてのリスクを回避する立地はそうあるものではありませんが、事前にリスクを把握し納得した上で購入することが出来ます。

２，当日チェックすること

物件見学をする際は事前予約をしてから行くのがベターです。予約をすると、自分たちだけでゆっくり見ることができ担当者もしっかり対応してくれます。

● 実際の間取り・オプション内容
紙やネット上で見る間取りと実際に見た印象は違うものです。家具が上手く配置できるか、ご自身にあった収納スペースがあるのか、家事導線が使いやすいかどうかを歩き回ってチェックしましょう。
まだ建っておらずモデルルームの見学をする場合は、どれが標準仕様なのかを確認しましょう。モデルルームの場合はオプションをふんだんに使い豪華に見せている場合がほとんどです。自分が欲しいものがオプションの場合は金額をチェックし、販売価格にどの位追加になるのか確認しましょう。

● 隣地境界線が明確になっているか
隣の家との境界線があやふやだと、隣地へ伸びた植物などで隣人トラブルになる可能性もあります。隣地境界線がしっかり分かれているかをチェックしましょう。

●日当たりや風通し
一般的には南東が価値が高いとされていますが、隣に建物により日当たりや風通しが変わってきます。また、時間帯により風向きが変わってくるので、気に入った物件は時間帯を変えて複数回見学に行くとよいでしょう。

● 駐車スペースの大きさ
戸建ては自分の敷地内に車を停められるのがメリットの一つです。ですが、所有している車が入らなければ別で駐車場を借りなければなりません。そうならないように所有している車が入るかどうかをチェックしましょう。

● 引き渡しの時期
子供の入学時期に合わせて引っ越しをしたいなど、自分たちの都合と合うかどうか確認する必要があります。

３，見学後にチェックすること

見学が終わったら購入するかどうかを検討します。
家族と話し合い、現地には昼以外の時間帯も含め複数回行ったうえで決定するのが理想的です。

● 物件の良かった・悪かった点をまとめてみる
物件の良かった部分や悪かった部分を書き出すと、どの物件がより理想に近いかが明確になってきます。

●気に入った物件は時間帯を変えて現地に行ってみる
平日と休日では交通量が違ったり、雰囲気が変わるケースもあるので、様々なシチュエーションでチェックしてみましょう。

まとめ

分譲住宅を見学する際は、事前に資料を入手してどのくらいの規模の分譲住宅なのか、自分たちの気に入った物件と予算が見合うのかなどをチェックします。
当日は、室内を歩き回って家事導線など実際に住んだ時の使いやすさを想像しながら見学しましょう。
気に入った物件は、平日・休日の時間帯を変えて複数回見学しに行くのが理想的です。

自分たちの理想の住まいを探すのは大変な作業ですが、新築の見学は新しい生活を想像させてくれワクワクします。楽しみながら見学してみましょう。