新築戸建てを買うなら郊外か？駅近か？
家を買う時にはとても大きな決断が必要ですので、それぞれのメリット、デメリットを知ったうえで自分にはどちらか合っているかを判断したいものです。

そこで、今回は新築戸建てを買う場合の、郊外・駅近それぞれのメリット、デメリットをご紹介します。

１，郊外に家を買うメリット

● 予算を抑えられる可能性が高い
郊外に家を買う場合、建物にかかる費用は駅近とそう変わりはありませんが、土地代が低くなる傾向にあります。その為、同じ予算の場合、郊外の方が広い敷地に家を建てることが出来ます。また、隣接する家との距離が遠くなりますので、太陽光が入りやすくゆとりのある暮らしが出来ます。

● ゆったりとした生活ができる
郊外は都市部に比べ、人通りや車が少ないので、人目を気にしたり、廃棄ガスなどを気にせずのびのびと暮らせる傾向にあります。

● 周りに自然が多く、のびのびした子育てが出来る
郊外は、すぐ近くに山や川・海といった自然があり、家の周りにも広い公園や沢山の緑など自然を感じられる環境が整っています。子供をのびのびとした環境で育てたい方にはピッタリです。

２，郊外に家を買うデメリット

● 通勤・通学に時間がかかる場合がある
郊外は、公共交通機関との距離が遠く、通勤や通学に時間がかかる場合があります。また、電車の本数が少ない、急行が停車しないなどで不便に感じる場合もあるかもしれません。

● 広くて維持管理が大変になる場合がある
広い敷地に住めるメリットがある一方で、こまめにお手入れをしないとすぐに庭の雑草が生えてきたり、室内の掃除が大変だったりと維持するのが大変になることがあります。

３，駅近に家を買うメリット

● 利便性が良い
駅近に家を買うメリットは、何といっても利便性ではないでしょうか。 駅前は買い物施設が充実していることが多く、仕事帰りに立ち寄ることが出来るので便利です。また、夜でも人通りがあるので女性や子供も比較的安心して歩けます。

● 通勤時間が短縮できる
公共交通機関へのアクセスがスムーズで、通勤や通学時間が短縮できます。

● 資産価値が高い
駅近物件は、資産価値が高い場合が多く、将来売却や賃貸に出す場合に好条件で出すことが出来ます。

４，駅近に家を買うデメリット

● 価格が高い
駅近は需要が高いため、戸建ての価格が高い傾向にあります。広い敷地では価格が高くなりすぎる為、土地を小さく区切って販売するケースが多く、隣接する家との距離が近く窮屈に感じる場合があります。

● 騒音や人目が気になる場合がある
広い庭が取れないことが多く、隣接する道路からの人目や、行きかう車の騒音や廃棄ガスが気になる場合があります。

５，郊外、駅近それぞれどんな人が向いている？

● 郊外の戸建てが向いている方
・ ゆったりとした暮らしをしたい
・ 広びろとした家に住みたい
・ 通勤時間が長くても気にならない
・ のびのびとした環境で子育てしたい

郊外エリアは閑静な住宅街で回りに緑や大きな公園があることが多く、子育てしやすい環境が整っています。
通勤時間が長くても、始発に近い駅から乗れると座って通勤出来る場合があります。また、郊外でも町全体が開発された新興住宅地では、買い物や病院などの施設が整い住みやすい環境になっている場合があります。

● 駅近の戸建てが向いている方
・ 通勤、通学時間を短くしたい
・ 買い物施設などが充実した環境で住みたい
・ 資産として家を所有したい

駅近はショッピングセンターや娯楽施設が整っており、徒歩や自転車で気軽に買い物に出かけられます。共働きで日中は家を空けていることが多い場合は、隣接する家との距離や外からの視線などは気になりにくくなります。

まとめ

郊外と駅近それぞれのメリット・デメリットをご紹介しましたが、何を重視したいかで住みやすいエリアは変わってきます。
家を購入する際は、自分が望む理想の生活を想像して、どちらの方が向いているかをじっくり考える必要がありそうです。