朝の通勤・通学前の慌ただしい時間帯。
玄関と洗面台は家の2大渋滞スポットです！
(不思議なもので、なぜか重なるんですよね…)

洗面台はカウンターの横幅を広くしたり、洗面ボウルを2つ設置して解消。
「さすがに玄関は我慢するしかないよねー」
いいえ。同じ面積でも玄関を広く使える方法があります。

■ L字玄関のレイアウト

今回ご紹介する玄関はL字玄関。
そもそもL字の玄関とは下足部分がL型、玄関ホールがL型の玄関を指します。

L字玄関の特徴としては、この形を活かして玄関のスペースを広く無駄なく使えるということ。
採用される方も増えています。

Point1 上がり框の横幅が広がり、同時に靴を履ける！

上がり框(アガリガマチ)とは、玄関ホールと土間の段差に設置される横木のこと。
(横木の素材は木材とは限りません。)
この上がり框を、同面積の通常型とL型で比較してみると…

左側の通常型は、大人3人が並ぶと少し狭い印象。
右側のL型は上がり框が2辺になり、ゆとりを感じられますね！
同時に靴を履き始めても余裕があります。

Point2 土間スペースを広く活用できる！

L字玄関は間取りに合わせてレイアウトを考えます。
ベビーカーや自転車を土間に置いても広々。
大切な自転車を玄関に入れたいという方にとっては嬉しいアイデアですね！
植物を並べる棚などを置くのも素敵です。

■ L字玄関を上手に活用できるかは間取り次第

実は、間取りによってはL字玄関が合わないこともあります。
例えば廊下がなくリビングへと直結する間取りの場合、玄関ホールはある程度広さを設けるなど工夫が必要。
一つの建築アイデアとして検討いただき、ぜひマドリニストにご相談ください。
他の間取りと照らし合わせながら、いっしょに考えます。