近年はリモートワークを採用する企業が増え、家で仕事をすることが一般的となりました。
家族が家で過ごす機会が増えたことにより、現在の賃貸マンションでは手狭となりマイホームを
検討するようになったという方も多くいらっしゃいますね。
そんな家づくりの中で「書斎ってつくるべき？」と皆さん悩みどころである様子！

今回は「書斎」を無駄なく使っていただくために”家族みんなで使える書斎“をご提案します。

■ そもそも書斎って何をする場所？

書斎といえば、読書をする場所というイメージがあるでしょう。
ただ、書斎を読書のためだけの場所だと考えると少しもったいない気がしませんか？

実は英語にすると書斎は”Library, Study=読書・勉学をする場所”以外にも「Home Office(ホームオフィス)」や
「den(デン)=ゆったり過ごす場所」といった言葉で表され、書斎の汎用性・可能性の高い場所とされています。

これはもっと活用すべき！どちらにしても何かに”集中する””没頭する”ためには格好のスペースです。
ぜひ「自宅の中で自由に使える籠り場所」と考えて使いこなしてみたいですね。

■書斎をつくるメリット

1- 【仕事部屋に最適】周囲が気にならず、集中できる！

生活スペースで仕事をすることになると、家族の声や生活音が気になり集中が途切れてしまいますね。
書斎を仕事部屋として使うことで、仕事を効率よくこなすことができるでしょう。
さらに「書斎に仕事をしに行く！」と空間を移動することによって、気持ちにメリハリが生まれます。

2- 【趣味部屋に最適】作業中のものを片付けなくて良い！

読書をしたり、手芸をしたり。
家族で使える「趣味の部屋」にするのも良いですね！
生活スペースと隔てた空間なので、作業中のものを中断してそのまま置いておける点もポイントです。

■ 書斎の間取りタイプ

1- オープンタイプ(リビングや廊下の一角)

お子さんのリビング学習のスペースとして使いやすい配置です。
家族に見守られながら、兄弟並んで宿題をしましょう！

2- 個室タイプ

仕事部屋として使いやすい間取りタイプです。
完全に独立した空間は、周囲に左右されず最も作業に没頭できるでしょう！
閉所が苦手な方は、景色の見える窓や空間を仕切りながらも開放感を与えてくれる室内窓を設置すると良いですね。

3- 半個室タイプ

個室までは必要ないという方に。
寝室や廊下などの一角に、完全な壁や扉をつけず生活スペースと隔てた空間に設ける書斎タイプ。
カーテンやパーテーション・垂れ壁を設置して、周囲を囲う工夫をするだけでも個室感が生まれます。

■ 書斎を便利に使うアイデア

1- 整理整頓！収納棚を設置

書斎はコンパクトなつくりにすることが多く、この小さな空間をいかに有効活用できるかが
便利に使うポイントです。
書類やプリンター、パソコン機材など仕事で使用するものはきちんと分けて収納棚に並べましょう！
収納棚は扉を開ける必要がないオープン棚が使いやすいのでオススメです。
物はいつでも取り出しやすい位置に、取り出しやすい方法で。

2- 植物や小物を置いて気分転換

会社で仕事をするときは集中できるので、在宅ワークになった途端集中できないという経験はありませんか。
会社のデスクは適度に物が置いてある状態。張り切りすぎて殺風景の中で仕事をすると意外と集中できないものです。
整理整頓されたスペースに植物やお気に入りの小物が置いてあると適度に仕事に集中しやすくなります。

3- 室内は暗めに。手元を照らす照明を配置

“集中をしやすい環境”は人それぞれ差がありますが、読書や仕事をする場合には周囲が暗い方が
集中しやすい傾向にあります。
作業をする手元には明るく照らす照明を配置したり、調光ライトを取り付けるのも良いですね！
壁材はダークトーンにすると落ち着きある空間をつくることができますよ。

番外編- ピアノ室に

書斎はピアノ室にも最適。コンパクトな空間なので周りを有孔ボードで仕上げ防音するのもアリ！
ちなみに有孔ボードには自由に棚をレイアウトが可能で、ペグをつければ物をかけることもできます。
昼間はお子さんの練習部屋に、夜は両親の書斎として。

せっかく書斎を設けるなら、様々な用途に使えて将来性のあるものをつくりましょう！
セセラの家では狭小住宅でも空間を無駄なく有効活用できるアイデアを多数ご紹介中です。
ぜひご覧ください^^