セセラの家でも度々登場する「旗竿地」
なんとなく旗竿地は不人気だから、買うのは控えようって思っている方も多いのでは？

たしかに評価の低い旗竿地ですが、実はお得だというウワサも…！
旗竿地のメリット・デメリットを知った上で、購入検討をされたほうが良いかもしれませんよ。

■ 旗竿地ってどんな土地？

旗竿地はその名の通り「旗」と「竿」をくっつけた形状をしている土地です。
道路に対する間口が狭い路地部分を抜けると、大きな敷地がある「変形地」の一つとして知られています。
またその特徴として、周囲は他の土地や隣家に囲まれています。

■ 旗竿地はなぜ人気がない？そのデメリットは？

デメリット1 陽当たりが悪い？採光・通気に工夫が必要

周囲が囲まれている分、整形地に比べると採光および通気面積の確保が難しいといえます。
ただ家の建て方や間取りで工夫することもできますよ！
例えば【明るい2階にリビングを配置】したり【採光面積を広げるために中庭をつくる】など、
快適に過ごせるアイデアを設計士がご提案します。

デメリット2 無駄なスペースができるかも？敷地の使い方が難しい！

旗竿地は間口が狭いかつ、場合によっては奥にある土地も変形地ということもあります。
極力デッドスペースを出さないよう家を建てたいところですが、難しい場合には別の活用方法を考える必要がありそうです。

デメリット3 隣家が近いため、プライパシーと騒音に配慮が必要

隣家に囲まれている分、お互いに配慮しなくてはなりません。
新築にあたっては窓の位置を考えたり、騒音対策を施す必要があります。
戸建てでありながらも、マンションのようにご近所との兼ね合いも考えましょう。

■ 実はお得？上手に選べば旗竿地にもメリットがあります！

メリット1 変形地だから安く購入できる！

旗竿地は、そのエリアの相場よりも安く購入できる場合がほとんどです。
デメリットさえクリアできれば、お得に好きなエリアに住めるチャンスかもしれません。

懸念点である採光・通風面積などは設計士にお任せいただければ、快適に住めるよう工夫いたします！
※周囲環境によっては、ご要望にお応えできないこともございます。

メリット2 道路に面していないので静か

家が少し奥まった位置に立っているので、道路や周囲の音が軽減されます。
さらに通行人の目線が気にならないので、意外とプライバシーを保った暮らしが手に入るかもしれません！
カーテンを開けていても周囲が気になりませんという口コミも。

メリット3 路地部分は駐車スペースとして使える！

旗竿地などの変形地は、土地の価格が高い都市部によく見られる土地です。
都市部は駐車スペースの確保に困ることも多いでしょう。
旗竿地なら路地部分を駐車スペースとして活用できるので、新たに駐車場を探す手間も費用もかかりません。

■ 旗竿地を購入する前に考えること！

Point1 路地部分の間口幅を確認しよう

自家用車の出入りはもちろん、工事用の重機やトラックが入る時のことも考慮して土地を購入しましょう。
重機を使うためには最低でも2.5m以上の幅が必要です。
さらに車を停めた上で通行するためにも、ある程度の間口は必要です。
「自転車をどこに停める？」「車を買い直したときは？」
このように住んでからのことも頭に入れておきましょう！

Point2 建築費用が高くなることも

重機が入れない程間口が狭い場合は、工事の際に職人さんの作業負担が大きくなります。
その分建築費用(工事費用)がかかると考えてください。
また旗竿地はインフラ設備が整っていないこともあり、その時は余分に費用がかかります。

Point3 隣家住民との関わり方を考えよう

家の周囲が隣家と面した旗竿地。
時々顔を合わせることもあれば、何か問題があったとき相談しないといけないケースも出てくるでしょう。
ご近所付き合いが苦手な方は、旗竿地に住むと反してストレスになってしまうかも。
全然問題ないという方も、土地探しの際にどんな人が住んでいるのか確認できると良いですね！

また工事前には必ず近隣挨拶を行い、騒音などご迷惑をおかけすることをお詫びします。
ご近所との関係性は住む前から始まりますよ！

■ まとめ

旗竿地はあらゆることを検討すべき土地です。良いか悪いかは住む人、そこに建つ家次第です。
実際に住んだときのメリットとデメリットのどちらが大きいかをよく考えて購入しましょう！