多くの人には一生に一度の大きな買い物である住宅の購入。疑問や不安が沢山あるのではないでしょうか。分譲住宅ではなく、家を一から建てようと考えるなら、なおさら何から始めたらいいのか分からないことが出てくるのではないでしょうか。

家を建てるには、下準備からはじめて完成・入居までに9ヵ月から長ければ1年以上とそれなりの長い期間が必要になります。
また、事前の準備や複雑な手続きなどやることは沢山あります。
そうしたスケジュールを円滑に進めるには、家が建つまでの流れをしっかりと把握することが重要になってきます。
今回は、そうした家が建つまでの流れをご紹介します。

大まかな流れは（１）下準備（２）設計施工会社・土地の選定（３）設計・間取りのプランニング（４）工事（５）完成という順番になります。

STEP,１ 下準備

どんな家を建てたいか、どのエリアに家を建てるか、予算はどの位まで出せるかなど希望を出し、情報を集めて整理していきます。
希望を書き出し、優先順位のリストを作ると考えがまとめやすくなります。
情報やイメージを家族全員で共有しながら全体像を作っていきましょう。

STEP,２ 設計施工会社・土地を選定

希望内容がまとまったら、次はどの会社に依頼するかや、土地を探していきましょう。

○ 設計施工会社を選定する

家づくりの依頼先はハウスメーカー、工務店、設計会社と大きく３つに分類されます。それぞれどんな特徴があるのか見ていきましょう。

　ハウスメーカー　
工業化によって大量生産された住宅ブランドを全国規模で展開している会社のことです。工業化住宅ならではの安定した品質の家を短い工期で建てられるのが特徴です。規格化された建材を使用するので、完成したイメージ想像がつきやすいです。

　工務店　
ハウスメーカーよりも狭い施工エリアで展開する建築会社のことです。その分、地域の環境や土地条件に精通した地元企業ならではの質の高い家づくりができます。ハウスメーカーと比べて設計・施工の自由度が高い家を建てられます。

　設計会社　
デザイン性の優れた世界に一つだけの家を建てられるのが特徴です。
細部にこだわった家づくりができますが、思っていたものと違う・・・ということにならないよう、しっかりとしたイメージを伝える下準備が重要
になります。

下準備でまとめたこだわりたいポイントをもとに、ご自身にあった設計・施工会社を選びましょう。

○ 土地をさがす

土地を探す方法はいろいろありますが、土地の条件によってはイメージする家が建てられないケースや、設計・施工会社が決まっているなど、希望の土地を探すのは大変な作業です。

その為土地の知識だけでなく、家の知識を持って土地を選ばなければ、想い通りの家をつくることができなかった。ということになるのです。

例えば、土地の条件によって、ルーフバルコニーがつくれなかった等…よく聞く話です。

施工会社によっては宅地開発を行っている場合があるのをご存知ですか？家の事、土地の事どちらの知識も持っている上に、
家づくりの条件に合わせた土地を紹介してもらえる、土地を含めた住宅ローン手続きも行えるなど、さまざまなメリットがあります。

「セセラの家」は宅地開発も行っているエストコーポレーションが手がけるブランドなので、阪神間、北摂の土地探しには自信があります。

また、阪神間の土地は、駅近や利便性にこだわると坪単価が高めの土地が多いため、しっかりとした大きさのある土地ではなく狭小地となる場合が多くなります。広さを確保しようとすると、必然的に3階建ての狭小住宅となってきます。
そうなると、具体的な間取や採光、隣地建物と目線が重ならない工夫ができるかどうかなど専門的な知識がないとせっかくの家づくりが失敗してしまいます。

私たちエストコーポレーションは、阪神間、北摂を中心に宅地開発から行っているので、土地のご紹介・家づくりのご提案、設計施工までワンストップサービスでお家づくりをサポートいたします。また、阪神間の人気エリアでの施工が多い弊社は、設計や施工が困難とされる狭小地や変形地での間取りにも強いんです！
土地探しの際には、ぜひお声がけください。

STEP,３ 設計、間取りのプランニング

土地、設計・施工会社が決まったら、下準備で用意した優先順位リストをもとに、担当者と打合せを重ねて間取りパターンや外観パースなどを提案してもらい概算見積を出してもらいましょう。

内容が固まったら「工事請負契約」を結びます。

「工事請負契約」とは？
工事請負契約書は、発注者と請負者の間で工事に関する各種取り決めを記載したものです。
契約書は扱う項目も多いため、かなりのボリュームになりますが、その中でも下記の内容をしっかり確認しましょう。

・請負代金と工事のスケジュール
・トラブルが生じたときの対応「約款」の内容
・「見積書・設計書・仕様書」の内容

工事請負契約に問題がなければ、市区町村役場などに「建築確認」を申請して、建築許可を得ます。工事請負契約を交わして市区町村から建築許可が下りれば、金融機関のローン本審査を受けます。住宅ローンの本審査が通れば、金融機関と住宅ローンの契約を結びます。

STEP,４ 工事

いよいよ工事が始まります。
まずは、工事が無事に終わるように神主を招いて安全祈願をする地鎮祭を行います。(地鎮祭を行うかどうかは施主の判断で、必ず必要な儀式というわけではありません。)
工事が始まると、最初に「地盤改良(必要であれば)」と「基礎工事」が行われます。
住宅の足元になる地盤と基礎部分の重要な工事ですので、現場に足を運んで工事の経過をチェックしておくことをおすすめします。
建物が完成したら、適切な工事が行われたかどうかのチェックを経て引き渡しが行われます。

いかがでしたか？
家が建つまでには、考える事やたくさんの準備が必要なことが分かりますね。
一連の流れと全体像をつかむことで、家づくりに向けて具体的なビジョンが見えてくるのではないでしょうか？