分譲住宅って土地の所有権はあるの?

不動産の所有権とは、自分で使ったり、他人に貸してお金を得たり、売買をすることが出来る権利のことです。所有権以外に借地権というものがあります。借地権とは、建物を所有するために土地を借りる権利のことを言います。分譲住宅を購入する場合、土地と建物で権利は別々になりますので、土地に所有権があるのか、借地権なのかが大きなポイントなります。
そこで今回は、所有権で土地を取得する場合と借地権で土地を借りる場合にどんな違いがあるのかをご紹介します。

1,所有権で土地を取得する場合

 メリット 
〇 自己資産になる
自分の資産になるので、売買や賃貸に出すなど自分で土地を活用することが出来ます。

〇 地代や更新料が発生しない
自分で所有することになるので、地代や更新料といったランニングコストはかかりません。

 注意すること 

〇 固定資産税などの負担がある
固定資産税や都市計画税など、土地にかかる税金を払う必要があります。

2,借地権で土地を借りる場合

 メリット 
〇 販売価格が安く抑えられる
物件探しをしていて、周辺の戸建てより安い得物件を見つけて、やったーと思いながら詳細を確認すると「借地権付建物」だったということはありませんか?
「借地権付建物」とは、土地は地主から借りて、そこに建物を建てられる権利のことを言います。賃貸物件を借りるように、土地に対して地代を毎月支払う必要があり、所有権を持っていない為、自由に土地を売買することはできません。その為、販売価格が所有権がある物件よりも安く(50%~70%程度)購入できます。

〇 土地の固定資産税が掛からない
土地を所有していない為、固定資産税が掛かりません。ただし、建物に関する税金は発生します。

 注意すること 
〇 毎月地代が発生する
借地権は土地を借りているので、毎月地代が発生します。また、住み続けるには契約更新をする必要があり、その際は一般的に更新料が掛かります。

〇 土地活用の変更には地主の許可が必要
増築や建て替えの際は地主の許可が必要になり、建物自体も自分で自由に売買などを行うことはできません。

まとめ

分譲住宅の購入の際は、土地に所有権があるのか、借地権なのかを確認しましょう。
所有権がある場合は、売買、賃貸に出すなど土地を自由に活用することが出来ますが、固定資産税などの税金がかかってきます。
土地が借地権の場合は、取得費用が抑えられますが、自由に売買などをすることができず、地代や更新料が発生します。

弊社の物件は借地権での販売はしておりません。しっかりとご自身の財産としてご購入いただいております。

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