16坪とはどのくらいの広さか想像できますか？
約53㎡=32畳ほどになります。
一般的に15坪以下の建坪に建てられる住宅は狭小住宅といわれますが
坪単価が比較的高めな阪神間では、建坪が14坪〜16坪程度であることは特に珍しいことではありません。
ご自身のライフスタイルに合わせて何が必要かを見極めれば、限られた空間でも快適なライフスタイルを送ることが出来るんです！
今回は16坪程度の建坪で、たくさんの工夫が詰まった家をご紹介します。

■ 狭小住宅を快適な空間にするためのポイントとは？

Point1 ３階建てにして床面積を確保する

狭い土地でも3階建てにすることで、広い居住スペースが確保できます。
建物の高さがある分、立地によっては眺望がよくなることも。
1層ごとに用途を分けやすいので、生活空間が区切られてメリハリのある暮らしができます。

Point2 間仕切りを減らし空間に広がりをもたせる

間仕切りを減らし空間に繋がりを持たせると見通しのいい家になります。
間仕切りが必要な場合は、透明・半透明素材を使用することで、目線を遮らず開放感ができて広々とした印象が生まれます。

Point3  廊下・階段下などのスペースを有効活用する

階段下のスペースを収納にしたり、趣味空間にしたりとちょっとしたスペースをしっかり有効活用して空間の無駄を省きましょう。

■空間を最大限に活かした間取り集

【cecelaの家】間取りアイディア集『三角形の変形地に立つ家』より

建坪：16坪
建築面積：31.75㎡
延床面積：63.50㎡

こちらの敷地は三角形の変形地ですが、その短所をしっかりカバーした間取りになっています。
まずは、2面を囲ってウッドデッキを設置し、ダイニングから繋がるようなセカンドリビングになっています。
1Fはくつろぐ場所づくりを徹底してダイニング付きキッチンを設置することで、リビングダイニングは15帖を確保。
広がりを感じられる工夫をしています。

【cecelaの家】間取りアイディア集『階段・廊下・収納の配置がよい家』より

建坪：14坪
建築面積　27.48㎡
延床面積　83.77㎡

狭小地の限られた面積の中でより快適に暮らすためには工夫が必要です。
ポイントは空間を細かく区切らない、廊下の面積を少なくする、収納スペースを最大限に確保することです。
こちらの住宅は3階建てにし、廊下や収納、階段の配置の工夫で延べ床83.77㎡の3LDKが実現しました。

【cecelaの家】間取りアイディア集『３階建てにして床面積を最大限に生かした家』より

建坪：17坪
建築面積　38.88㎡
延床面積　113.40㎡

こちらのお宅は３階建にすることで、床面積はなんと113㎡も！
各部屋には収納スペースがしっかりと取れており、四人家族であれば十分な広さになっています。

【cecelaの家】間取りアイディア集『狭小地のアイデアが光る間取りの家』より

建坪；16坪
建築面積　41.64㎡
延床面積　110.08㎡

こちらのお宅は、ランドリースペースあり、半個室型ワークスペースあり、セカンドリビングあり、ルーフバルコニーありの住宅です。
コンパクトだけど自分の暮らしにあわせた自分だけのお気に入りを集めれば、私だけにぴったりフィットする暮らしが実現できるんです。

■ まとめ

いかがでしたか？
狭小住宅は、間取りや収納を工夫することで十分に快適に暮らせます。
さらに土地や建物の取得と維持にかかるコストを抑えられるため、住みたい場所を選ぶ自由度があがります。
理想のライフスタイルを実現するための選択肢として、狭小住宅も視野に入れてみてはいかがでしょうか。