戸建てを買う際は、通勤・通学に便利な都市部の駅近を希望する方が多いですが、自然豊かな郊外だと同じ価格でも広い面積の家が買えるので、どちらにしようか迷われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ですが、家は一生に一度買うか買わないかの大きな買い物なので、買った後に後悔したくないという気持ちから、なかなか郊外の戸建てを選べないという方もいらっしゃるかもしれません。

そこで、今回は郊外の戸建てのメリット・デメリットやどんな人が郊外の戸建てに向いているかをご紹介します。

１，郊外に戸建てを購入するメリット

● 価格が安く抑えられる
郊外の戸建てを購入する際は、建物の価格は都市部とそう変わりませんが、土地の価格が低くなる傾向にあります。ですので、安くなる分を建物のグレードアップに充てたり、より広い土地を購入することが出来ます。家にいる時間が長い方は、都市部よりもゆとりある生活が送れる可能性があるのでお勧めです。 また、予算を抑えたいと考えている方は、価格が安くなる可能性があるので検討してみてはいかがでしょうか。

● 敷地が広くなる
郊外は都心部に比べると土地の価格が低くなる傾向にありますので、同じ購入価格だと、都心部よりも広い敷地を購入できる可能性があります。都心部では、隣接する家との距離が近かったり、庭があっても日当たりが十分ではなかったりと、ゆとりある庭を作ることが難しいですが、郊外であれば、ペットや小さなお子様を庭でのびのびと遊ばせたり、BBQが出来る広い庭を作ることも可能です。

● 周辺環境が落ち着いている
郊外の方が、都心部に比べて交通量が少なく、住宅同士の間隔も余裕があることが多いので、ゆったりとした暮らしが出来ます。また、周辺に自然や広い公園が多いなど子育てによい環境であることが多いです。

２，郊外に戸建てを購入するデメリット

● 公共交通機関や周辺施設へのアクセスが劣る可能性がある
公共交通機関のアクセスが都市部に比べると劣る可能性があります。大人はメインを車移動にするとしても、子供の送り迎えなどをしなければならない場合もありますので、負担にならないかを考える必要があります。また、日用品が購入できる施設までが遠いと買い物が億劫になりストレスを感じてしまいますので、周辺施設へのアクセスがしやすいかどうかを確認する必要があります。

● 広くて管理が負担になる可能性がある
郊外に家を購入する魅力に広さがありますが、広すぎると逆にデメリットになってしまう可能性があります。
土地が広くなると、その分お掃除やメンテナンスに時間と費用が掛かります。特に庭は雑草の管理をこまめにしなければ、すぐに伸びてきてしまいます。仕事が忙しい方やめんどくさがり屋さんは土地の管理が出来るかどうかを考える必要があります。

３，郊外で戸建てを購入することに向いている人とは？

● 広い敷地でゆったりとした生活をおくりたい方
郊外は都市部に比べると広い敷地面積の家を購入できる傾向にありますので、家にいる時間が長い方や、広々とした空間で過ごしたい方にお勧めです。

● 静かな環境で暮らしたい方
郊外では、都市部に比べると人通りや騒音などが少ない傾向にありますので、静かな環境で過ごしたい方にお勧めです。

● のびのびとした環境で子育てをしたい方
郊外は、周辺に山・川・海があったり、広々とした公園があったりと子供を遊ばせるのに十分な環境が整っています。また、都市部に比べると排気ガスの量も少なく暮らしやすい環境になっているので、のびのびとした子育てをしたい方にはお勧めです。

まとめ

郊外と一言にいっても、山・川・海など場所により環境が変わってきますし、古くからある土地なのか、新興住宅地なのかにより地域性も大きく違ってきますので、自分が何を重視しているのかをよく考えることが重要です。
また、交通手段や日常生活に必要な買い物ができる施設がどこにあるのかを確認することが大切です。

郊外には都市部とは違った魅力があります。今回ご紹介したように、ゆったりとした生活や、のびのびとした子育て環境などを重視している方はぜひ、郊外の戸建てを検討してみてはいかがでしょうか。