失敗しないカラー選びのポイント空間を変える“床色”の魔法!

家づくりの打ち合わせで意外と迷うのが「床の色」。
壁や家具よりも存在感があって、しかも簡単に変えられないからこそ、慎重に選びたい部分です。

でも大丈夫!
床色の特徴を知っておくと、ぐっと選びやすくなります。
ここでは、床色でお部屋の印象がどう変わるのか、ポイントを紹介していきます。

空間を変える“床色”の魔法!

【 明るい床・暗い床でどう変わる?空間の広さと雰囲気の違い 】

床の色は、お部屋の“見え方”に大きく影響します。

◆ 明るい床(白・ライトオークなど)
部屋に光を取り込みやすく、空間を広く感じさせてくれます。
白っぽい床やナチュラルカラーの床は、清潔感があり自然体で過ごせる雰囲気をつくってくれるので、リビングや子ども部屋など、のびのびと暮らしたい場所にぴったりです。

◆ 暗めの床(ブラウン・ブラック系)
落ち着いた印象を与えてくれます。
ブラウンやブラック系の床は空間を引き締め、上質な雰囲気を演出してくれるため、寝室や書斎、落ち着いたムードを大切にしたい空間と相性が良いです。

どちらが正解ということではなく、
「ここでどんな気分で過ごしたい?」をイメージすると、自分に合った床色が見つかります。

【 家具との相性で決める床色コーディネート術 】

床の色は、お部屋の印象をつくる“背景”でもあります。
そのため、後から置く家具の色やデザインとの相性を考えて選ぶと、より統一感のある空間になります。

たとえば、床と家具の色味を近づけると、落ち着いたまとまりのある雰囲気になります。
ナチュラルな木目の床に同じテイストの家具を合わせれば、やさしく安心感のある空間に仕上がります。
逆に、床と家具の色味にあえてコントラストをつけると、お部屋にメリハリが生まれ、キリッとした印象をつくることができます。明るい床に濃い色の家具を置いたり、濃い床に白い家具を合わせると、スタイリッシュな雰囲気を楽しめます。

もし「この家具を主役にしたい」というものがあるなら、その家具が引き立つよう、床色は控えめにするのもひとつの方法です。空間全体をひとつのコーディネートとして考えることで、理想の空間がグッと近づきます。

【 各床色の特徴とおすすめの使い方】

床色には大きく分けていくつかの系統がありますが、それぞれの色が持つ特徴を知っておくと、より選びやすくなります。

ホワイト系の床は、部屋を明るく見せ、広がりを感じさせてくれます。
清潔感があり、北欧風やシンプルテイストともよく合うため、明るいリビングや小さめの部屋におすすめです。

ナチュラル系の床は、やさしく自然な風合いが魅力で、どんな家具とも相性が良い万能カラーです。
迷ったときにもっとも選ばれやすい色で、家全体の床をこの色にまとめるケースも多く見られます。

ブラウン系の床は、落ち着きや温かみのある雰囲気をつくります。
大人っぽい空間にしたいときや、リラックスして過ごしたい寝室にもぴったりです。

そしてブラック系の床は、重厚感があり、空間をぐっと引き締めてくれます。
モダンでかっこいい印象にしたい方におすすめで、LDKをスタイリッシュに仕上げたい場合に選ばれることが多い色です。

床色は、毎日目に入り、暮らしの中心にある“家の顔”のような存在です。
だからこそ、部屋でどんな時間を過ごしたいのか、どんな家具を置きたいのかをイメージしながら選ぶと、自然と自分に合った床色にたどり着けます。

お気に入りの床色に出会えたら、いつもの風景が少し特別に感じられるはず。
あなたらしい心地よい空間づくりの参考になればうれしいです。

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