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家事ラク動線ってどんな動線？スムーズな動線づくり

家の間取りを考える際に「動線」という言葉を耳にしたことはないでしょうか？
「動線」とは、人が移動する経路のことをいいます。
例えば、朝起きて洗面所やトイレへ向かい、キッチンで朝食を作るまでの一連の動きで通る経路のことです。
こうした「動線」は、生活する中でパターン化されることが多く、頻繁に使う「動線」をスムーズに移動できることが、日常生活を快適に過ごすためにとても重要なポイントになります。
特に、洗濯物を洗って乾かして収納するまでや、食事の準備をし片づけるまでなど家事をするための動線＝「家事動線」を効率化することは、日々の暮らしを豊かにし、ゆとりある時間にしてくれます。

そこで今回は、快適に過ごす為の動線づくりのポイントをご紹介します。

【最短距離で動線を組む】
キッチンのすぐ横に洗面室があり、ぐるっと回るとダイニングへ行ける。
こうした動線だと、お湯を沸かしている少しの間にお風呂洗いをしたり、洗濯機を回したり、ながら作業が可能になり時間短縮が出来ます。
家事の中でも特に長い時間立っているキッチンを起点に、最短距離で色々な場所へ移動できる動線を作ることで、時間短縮につながり、ちょっとした日々のストレスが軽減されます。

【動線をまとめる】
仕事に育児、毎日やることが山積み！なるべく省ける事は省きたいものですね。そんな中で最近増えているのが、夜干し＆部屋干しです。
夜、入浴後に洗濯をして干し、朝には乾いている。そして乾いた衣類の収納スペースがすぐ近くにある、あるいは干した場所＝収納スペースである。こんな間取りにすると朝のバタバタが少し解消され、衣類を畳んだり、各家族の部屋へ運ぶという手間を省くことが出来ます。
こうした、夜干し・部屋干しに最適なスペースがランドリールームです。衣類の部屋干しは結構場所をとり、邪魔になりがち。
部屋の片隅を利用するとなんだか生活感が出てしまう上に、乾いた衣類を見ると片づけなければ…と気が重くなりますが、ランドリールームがあると、LDや他の部屋がスッキリします。また、衣類が邪魔になることがなく時間がある時に片づければよいので気分が楽になります。
洗濯して干して片づけるまでの動線を１つにまとめることで、時間短縮をし、ゆとりある暮らしを実現します。

【通り抜け動線】
共働きのご家庭が増えている近年、帰宅してからの家事をいかにスムーズにするかはとても重要な課題です。
特に小さなお子様がいるご家庭では、お子様が疲れて寝てしまわないようにサッと夕食を準備し、その他の家事を寝るまでの短い期間で効率よくこなさなくてはなりません。1秒だって無駄にしたくない！
そんな方にお勧めなのが玄関から収納を通りキッチンへ直行する動線です。
玄関から通り抜けられるウォークスルークローゼットがあれば、外出時に必要なコート、鞄、その他もろもろをまとめて収納でき、帰宅時にはササっと置いてそのままキッチンへ直行！無駄な動きがなくストレス軽減につながります。
また、荷物が一か所にまとまっているので、外出時にあれがない、これがないと慌てることがなくスマートにお出かけが出来ます♪

「動線」がスマートで使いやすいことは、快適な家づくりへと繋がります。
キッチンを回遊できる動線、玄関からキッチンまでがスムーズに行き来できる動線など参考になる動線は沢山あります。家族構成により使いやすい動線は違ってきますので、まずは、ご自身やご家族がどんな行動をするのかを考えてみましょう。大切なペットのことも忘れずに♪
使いやすい動線を取り入れ、ステキな住空間づくりを目指しましょう。