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「将来売れる家」と聞くと、デザインよりも立地や間取りなど“王道の条件”が優先されるイメージがあるかもしれません。一方で、家は自分や家族が日々暮らす場所でもあり、“自分らしい”という感性・個性を反映したいという想いも無視できません。
果たして、この2つの価値は両立できるのでしょうか。近年の住宅購入者の価値観の変化や、不動産市場での評価指標の変遷を踏まえつつ、3つの視点から考えていきます。


“万人受け”のベースに “自分らしさ” を重ねる
将来売れる家とは、多くの人に“必要とされ続ける家”を指します。これは決して奇抜なデザインや特殊な間取りではなく、快適性・機能性・安全性といった普遍的な価値です。例えば、日当たりの良いリビング、適切な収納、生活動線の良さなど、多くの人が評価するポイントは安定した需要を生みます。
しかし、それだけでは“自分らしい家”とは言えません。住まいは生活空間であるため、居心地や好きなテイスト、家族のライフスタイルに合った工夫が欠かせません。ここで大切なのは「万人受けするベースを確保しながら、自分らしい色味・素材・間取りの工夫を重ねる」という考え方です。
例えば、基本の間取りはシンプルに保ちながら、壁色や照明、造作家具で個性を演出するといった工夫は、購入者ごとの好みによって評価されやすくなります。こうした“万人受けのベース + 自分らしさ”の重ね方が、将来売れる家と愛着ある家を両立させる鍵になります。

“立地 × 間取り” の王道が、将来の価値を決める
不動産市場では「立地」と「間取り」は依然として主要な評価軸です。どんなに素敵な家でも、駅から遠すぎたり生活利便施設が乏しい場所では価値が下がりやすく、家族の将来設計にも影響します。
まず立地については、教育環境・交通の利便性・将来の開発計画や資産性などの観点で評価されます。将来売却する可能性がある場合は、こうした周辺環境のポテンシャルをチェックすることが重要です。
次に間取り。ライフステージの変化に対応できる汎用性のある間取りは、万人受けするポイントです。例えば、子供部屋を2つに分けられるフレキシブルな空間、大きな収納スペース、独立したワークスペースなどは、購入後の生活にも適応しやすく、次の購入者にとっても魅力になります。
これらの“王道条件”を満たしたうえで、色味や内装デザイン、使い勝手の細かな配慮を加えることで、「将来売れる価値」と「自分らしい暮らし」を同時に実現できます。

変えられる部分と、変えられない部分を見極める
住まいづくりでは、「将来自由に変更できる部分」と「変更が難しい部分」があります。この区別を理解し、設計段階で意識することが両立への近道です。
まず、構造や配置など大きな要素は、後から変えることが難しい部分です。壁の位置、柱の配置、開口部のサイズ等はリフォームでも制限があり、初期段階で慎重に考える必要があります。これらは“将来の資産価値”にも直結します。
一方で、内装や仕上げ、設備のグレード、家具レイアウトなどは、比較的後から変更しやすい部分です。例えば、壁紙や照明、収納家具のデザインを季節や家族構成の変化に合わせて変えることは容易ですし、個性を反映しやすい部分でもあります。
重要なのは、変更が難しい土台部分を“普遍的で汎用性の高い仕様”にしておき、その上で“変えやすい部分に自分らしさ”を重ねていくことです。変えられる部分・変えられない部分の見極めができれば、資産価値を落とさずにライフスタイルの変化にも柔軟に対応できる住まいが完成します。
“将来売れる家”と“自分らしい家”は、対立するものではありません。将来価値の土台を固めたうえで、個性や暮らし方を反映した設計をすることで、どちらも実現できます。
● 万人受けのベース(立地・間取り・機能性)を押さえる
● 変えられる部分で個性を表現する
● 将来の価値を落とさない設計を意識する
この3つが揃えば、愛着も資産価値も失わない住まいづくりが可能です。あなたらしい暮らしを実現しながら、未来の資産として評価される家を目指してみましょう。

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