家族が自然と集まるリビング心地よいリビングのつくり方

くつろぎながら家族が集まって会話をしたりするリビングは、家の中で一番居心地の良く、笑顔が絶えない空間にしたいものです。でも、心地の良いリビングってどんな空間なのか、お悩みの方は多いのではないでしょうか。
人により心地よく感じるポイントは様々ですが、日差しがさんさんと差し込んだり、爽やかな風が心地よいリビングは多くの方が心地よいと感じるポイントではないでしょうか。
そこで、今回はリビングを心地よくする間取りをご紹介いたします。

心地よいリビングのつくり方

ダウンフロアで空間にメリハリを
ダウンフロアとは、床を他の部分よりも一段下げた空間のことです。床を一部分下げることで壁を作らなくても空間をゆるやかに分けることができます。床が一段低いと、天井が高く感じられ奥行感が出る為、空間が立体的に見えてリビングが広く感じます。また、フラットの床にはない「おこもり感」があり、ほっこり落ち着ける空間になります。
大人数が集まった際は、ダウンフロアの段差が腰掛や背もたれ代わりになるので、わざわざイスを用意する必要がありません。

ダウンフロアを作る際に気を付けることは、バリアフリーではないので、高齢者がいるご家庭では段差が不便に感じてしまうこともあるということです。また、ロボット掃除機が使いにくかったり、家具配置に制限が出てくる場合もあります。

空間をゆるく分ける
LDKがL字型になった間取りは、壁を作らなくてもそれぞれの空間がゆるく分けることができ、すべての空間が近くなるので、コミュニケーションが取りやすい間取りになります。リビングでくつろいでいる家族と会話をしながら料理をしたり、ダイニングテーブルで宿題をする子供を見ながら家事をしたり、家族とのつながりが感じられ、自然とリビングに集いたくなる空間になります。また、ダイニングテーブルへの配膳がスムーズな家事動線が良い空間になります。

L字型LDKにする際に気を付けることは、壁で視覚がさえぎられる部分が出てくるので、狭小地などでは閉塞感を感じでしまう場合があることです。そんな時は、大きな窓を設けて窓越しに奥が見えるようにするなど工夫するとよいでしょう。また、凹凸があるので空調の取りつけ位置をよく考える必要があります。

テラスを部屋へ取り込む
リビングとテラスの境界を曖昧にすると、自然に目線が外へ向きリビングが広く感じます。特に狭小住宅でこうした方法をとると空間が広がって見え、開放感が生まれるのでお勧めです。

ポイントは、リビングとテラスの床の色、目地の位置などを揃えること。そして、開口を広めに取り、段差をできるだけなくすことです。そうすることで、まるで部屋がもう一つ増えたかのように空間が広がります。

リビングが心地よくなる間取りをご紹介しました。
広さや敷地の形により心地よくなるリビングの作り方は様々ですが、視界を遮らずに広がりを出すことで開放感を生み出したり、壁は作らずに高低差を利用しゆるやかに空間を分けることがポイントです。新築をこれから建てようと考えている方や、リフォームを考えている方はぜひ参考にしてみてください。

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