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定休日:毎週水曜
インテリアの参考画像を眺めていると、お洒落なものや機能的で真似したくなるものが沢山出てきますね。壁かけTVや壁付けの家具などは、スッキリした見た目でぜひ自分の家にも取り入れたいと思いませんか?
でも...!簡単に出来そうなものでも、補強下地がないところに取り付けてしまうと、壁材と一緒にはがれて落下し、壁に穴が空いてしまうことが!
室内の壁は意外ともろく、子供がはしゃいで壁にぶつかったり、大型家具の運び込みの際に壁に当たってしまった...なんてことでも穴が空いてしまうんです。
補強下地とは、壁の補強材(主にべニア板)のことです。室内は、仕上がった状態ではクロスや塗装がしてあり内部がどうなっているかは分かりにくいものですが、家の骨格となる柱が等間隔で並んでおり、その柱に壁となる石膏ボードが取り付けられているのが一般的です。補強下地を入れるとは、石膏ボードの代わりに補強材(主にべニア板)を取り付けることです。
この工事は、クロスなど内装の仕上げが行われる前なら簡単にできる工事ですが、仕上げをしてしまうと、仕上げ材を一度取り外して施工し、再度仕上げることとなる為、余計なコストが加わってしまいます。
家を建てたり、リフォームをする際に壁補強をしたい場所があれば、なるべく早い段階で施工会社に下地工事を依頼することが大切です。
今回は、新築やリフォーム時にやりたいと思う方が多い場所で補強下地が必要な場所をご紹介します。
【 壁掛けTV 】
壁掛けTVは、スタイリッシュなデザインのものが多く、壁と一体化してインテリア性が増すのが魅力です。
また、コンセント類もしっかり処理すればTV台の裏で絡まってホコリだらけになることがないので、掃除がしやすくなります。
そんな魅力ある壁掛けTVですが、重量が50インチで20kg前後~70インチでは35kg前後になりますので、しっかりとした補強がある場所に取り付ける必要があります。
壁の後ろには柱が一定間隔に立っていますので、そこを目指して取り付ければよいのですが、理想の取り付け位置にちょうど柱があるとは限りません。
また、TVにはコンセントやアンテナ端子が必要ですが、壁掛けにするとそうしたコード類が露出して残念な結果になってしまうことも。
ですので、新築を建てる場合やリフォームの際は、TVを取り付けたい場所やTV・壁掛け金物のサイズなどを決めて、必ず壁工事の着工前までに施工会社に相談しましょう。
取り付ける位置はどのあたりが良いのか?
壁掛けTVの取り付け位置は、イスに座って見るのか、ソファに座って見るのか、主にどの高さで見るのかによって変わってきます。イスに座って見る場合は、床から120~125㎝程度、ソファの場合は115~120cm程度がお勧めです。
一度取り付けると動かすことが難しくなるので、壁にマスキングテープを貼ってシミュレーションしてみるとよいですよ。
コンセントの取り付けで気を付ける事!
TVの接続端子は正面から見て左側にあることが多いので、コンセントはTVに隠れる範囲内の左側、あるいは上部に取り付けるとメンテナンスがしやすくなります。
壁掛け金物の大きさや取付位置をしっかり確認し、コンセントが干渉しないようにしましょう。
左右に傾けることが出来る壁掛け金具の場合は、傾けた際にコンセントがTVと干渉してしまわないように注意が必要です。
【 将来的に2室に分ける 】
補強下地を入れるのは壁だけとは限りません!
天井にも重量ががかる部分には補強下地が必要です。例えば、間仕切り壁用の補強下地など。
子供が小さい時は、壁で分けずに2つの部屋を1つの大きな空間にしておくことで、子供が広々とした空間で走り回って遊べたり、ベットを並べて親子そろって寝る部屋にすることが出来ます。
子供が成長したら、2つの部屋を分けて、子供部屋を2つ作る、あるいは子供部屋と親の寝室を分けるなど、年数と共に室内を変化させたいと考えている場合は、部屋と部屋の天井の境目に補強下地を入れておくことがおすすめです。
いざ部屋を分けたいと思った場合、天井部に補強下地があると、工事日数が少なくコストも抑えることが出来ます。
【 キッチン背面 】
キッチンでは食器をしまったり、家電を置くスペースが必要です。多くの方がカップボードを置きますが、既製品の物にするか作り付けの物にするか悩むところです。
作り付けの魅力は、壁面の幅が壁の間ピッタリに収められる、キッチンカラーと色合わせ出来る、吊タイプに出来るなどなど。
もし、こうした作り付けを考えている場合は補強下地を入れておきましょう。
特にセパレートタイプや可動棚を取り付ける際は、しっかりとした重さを支える必要があります。
新築やリフォームの際は、どんな内装にするか考えることが多すぎて、家具配置は後回しにしがちです。気づいたときにはもう仕上がった後...。
仕上がる前なら簡単な工事で済んだのに、今からだと追加で工事費が…と残念な思いをしないように、補強下地が必要な部分は工事が始まる前までにしっかり施工会社へ伝えましょう!
重量がかかる場合は壁だけでなく、天井にも補強下地を入れる必要があることをお忘れなく。
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