土地パターン別
間取りIDEA_115
狭小地の有効活用 ビルトインガレージ
敷地面積
56.64㎡
間口
4.5m
4LDK
建築面積
延床面積 113.38㎡
1F 37.86㎡ 2F 37.05㎡ 2F 38.47㎡
魅力が詰まったビルトインガレージ
建物の一部に車を止めるスペースを組み込んだガレージのことを「ビルトインガレージ」と言います。インナーガレージと呼ばれることもあります。
ビルトインガレージは家と一体化しており、雨に濡れずに出入りが出来るのが魅力の一つです。また、都市部の住宅密集地では駐車スペースが確保しやすくなるので重宝します。
今回は、そんな魅力が沢山詰まったビルトインガレージのある家をご紹介します。
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● ビルトインガレージの魅力とは?
冒頭でも少しご紹介しましたが、インナーガレージには色々な魅力があるんです。
■ 駐車スペース以外にも様々な活用法がある
インナーガレージがあると、天気や時間を気にせずにガレージを使うことが出来るので、車やバイク好きの方は仕事から帰ってきてからや休みの日に気兼ねなく車やバイクのお手入れが出るという魅力があります。
また、コンセントや洗面台を設けると、室内では汚れが気になるDIYを楽しんだり、子供やペットの遊び場にしたりと様々な活用法があります。
■ 防犯性が高い
三方が壁に囲まれているので、紫外線や雨風を防いだり、車上荒らしから守れるというメリットがあります。シャッターがあればさらに防犯性が高まります。
■ 容積率が緩和される
インナーガレージの面積が、家の延床面積の1/5未満の場合は、容積率の計算から除外されるので、除外された分、居住スペースを広げることが出来ます。
ですので、狭小地では、3階建てにしてビルトインガレージすることで、駐車スペースが確保でき、居住スペースも広く取ることが出来るというメリットがあります。
■ 電気自動車と相性がよい
電気自動車は充電スペースが必要なので、集合住宅では充電しにくいですが、ビルトインガレージがある戸建てなら充電設備を整えやすくなります。また、電気自動車は排気ガスが出ないので、ビルトインガレージと相性が良いんです。
● ビルトインガレージを作る際の注意点
■ 動線を考える
ビルトインガレージは1階に作るので、リビングやその他の居室は2階以上になる可能性が高くなります。2階リビングは光が入りやすく開放感がありますが、階段の上り下りが必要になりますので、ライフスタイルに合っているかを考える必要があります。
■ ガレージサイズの変更はしづらい
家の一部としてガレージが組み込まれており、耐震強度を計算した上てサイズや柱の位置が決められているので、サイズ変更は容易にできません。
車を買い替えたら、サイズがギリギリで出入りがしづらいということにならないように、少し余裕のある設計をすることをお勧めします。
今回ご紹介の間取りは、ビルトインガレージがある3階建てです。
1階にはビルトインガレージと水回り、居室が1部屋あり、2階にLDK、3階に3部屋居室があります。
ガレージのすぐ脇にエントランスがあり、雨に濡れることなく、荷物の運び込みがしやすい配置になっています。また、2階にLDKを持ってくることで、パントリーやちょっとした作業が出来るカウンターがある17.4帖のゆとりある空間になっています。
17坪という敷地で、車を止めるスペースをしっかり確保しつつ、十分な広さがある間取りです。
インナーガレージに興味がある方や、狭小地、変形地でガレージの確保をどうするか悩んでいる方はぜひご参考に♪