土地パターン別
間取りIDEA_97
勾配天井を取り入れた家
敷地面積
81.37㎡
間口
4.5m
3LDK
建築面積
延床面積 88.29㎡
1F 42.12㎡ 2F 46.17㎡
勾配天井を取り入れた家
今回ご紹介するのは、勾配天井を取り入れた家。
勾配天井とは、読み方は「こうばいてんじょう」と言い、天井が傾斜している状態を指します。通常の天井よりも高さが出て、平面での面積以上に広がりを感じられるお洒落な空間になっています。
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勾配天井の魅力と取り入れ方
●勾配天井のメリット
開放感のある空間
ななめの部分だけ空間が広くなり、視線が上にも抜けるようになるので、広がりが感じられ開放感のある空間になります。
お洒落な見た目
構造用の梁をあえて見せたり、板張りにして斜めのラインを強調するなど趣向を凝らせば、デザイン性がアップし家づくりの幅が広がります。
光が入りやすく、風通しが良い
部屋の高さが増すので通常よりも高い位置に窓を設けられます。そのため周囲の視線を気にせずに多くの光を取り入れて部屋全体を明るくでき、風通しが良くなり気持ちの良い部屋になります。家が隣接して立っている地域にはお勧めです。
●勾配天井を取り入れる際に考えること
高気密・高断熱
高気密・高断熱の家とは、冷暖房で快適な温度にした室内の空気が逃げにくく、外の寒さや暑さの影響を受けにくい家のことです。
勾配天井は高さがある分、暖かい空気が上に溜まりやすいですが、 高気密・高断熱であれば空気が外へ逃げにくいので、サーキュレーターやシーリングファンなどを使い上下の空気を循環させることで室内の気温を一定化できます。
照明器具の設置位置
スポットライトはスッキリとした見た目で勾配天井との相性が良いですが、電球交換の際に、高い位置は手が届かず業者にお願いしなければならない場合もあるということを念頭に照明計画を立てましょう。空間の真ん中ではなく、壁に寄せて低い位置につけるとメンテナンスの心配も減らせます。
また、自分でメンテナンスできる高さにスポットライトを設置し、上向き、下向きなどライトの角度を変えると天井をオシャレに照らすことが出来ます。手もとが暗くなる場合には、ペンダントライトやスタンドライトなどと組み合わせると良いでしょう。
部屋全体を均一に明るくするのではなく、必要な部分だけを照らすと、コントラストで空間に奥行きや雰囲気が生まれ、ホテルライクなお洒落な空間になります。電気代の削減にも繋がり一石二鳥です。
今回ご紹介の間取りの場合は、2階のリビングに勾配天井を取り入れています。
キッチン・ダイニングは通常の天井になっており、階段から登ってきてリビングへ目線を向けたときに、視界がひらけ空間が広く感じられます。また、リビングの先に広めのバルコニーを設けることで、奥行にも広がり出て、より開放感のある部屋になっています。
勾配天井を取り入れたい方はぜひご参考に♪